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日本における捉え方

たとえば日本の一般の企業では、最初に新入社員として入社して数年間経験を積んで階段を上るように徐々に昇格していくわけですが、アメリカでは最初から役員や経営者を目指すコースがあって、そのコースに応募しようと思えば "経営者資質"があるということを唯一証明することのできる"MBA経営学修士"の学位を取得していることが最低条件となっています。

このように、経営体質が異なっているために日本ではまだ欧米ほど"MBA"がプロの経営者に欠かせない資格として見られるまでにはいたっていませんが、最近では従来の日本流の経営方式も徐々に変化して、"基本給"が勤続年数や年齢によって決まるのではなくて職務の遂行能力によって決まる"能力主義"や"成果主義"を採用する企業も多くなってきました。

"MBA経営学修士"に関しても、かつては企業内の選ばれたエリート社員だけが海外に企業留学してその手法を学び、帰国してからは幹部に昇進するというのがお決まりのコースで、アメリカと日本とでは"MBA経営学修士"の学位に対する捉え方も少し異なっていましたが、2000年に入ってからは日本国内の大学院にも経営学の修士コースが設けられ、現在ではその数も100校近くあると言われています。

"MBA経営学修士"の学位の取得には1年~2年が必要で、海外に留学して学ぶ場合には講義を理解できるだけの英語力も必要となり、ビジネススクールを受験するには一般にGPA,TOEFL,GMATなどのスコアの提出を求められるために、かつての日本人にとってMBAの学位取得のための留学はかなりの難関だと思われていましたが、国内で取得できるようになってからは毎年3000人程度の有資格者が誕生しています。

このような背景もあって、"MBA"は次第に日本国内に浸透して行き、その手法は年々さまざまなビジネスに取り入れられ国際ビジネスでは当たり前の、また経営のトップを目指す人たちにとっても学位を取得していることが特別なことではなく、そこがスタート地点であるというような意識を持つ人が多くなってきました。

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